南の秘境!嵐の探検!?世界遺産の屋久島へ!~後編~ [すいすぽでドライブ]
昨日の探検(遭難か)は自然の美しさと厳しさを身をもって経験したゆきです
(そして、今日もパイレーツ・オブ・カリビアンのBGMをご用意Pirates of the Caribbean- At World's Endより
One Day)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
5月20日(AM6:00)
入山初日の疲れを若干引きずりながらの起床
昨日の夜は頭の上をネズミがトコトコ~って走ってたり、めちゃめちゃ近くに雷が落ちたりで
たまに目が覚める場面がありました
寝袋をぐるぐる丸めて片付けたら、朝ごはんの準備をします
昨日の夜は夕食を作る余裕もなく、すぐに寝ちゃったから腹ペコだよ
朝食のメニューは・・・オートミールとスパムと昨日、沢で汲んだ水・・・
食べ終わった時にお隣のガイドさんから暖かい紅茶をいただきました
こういう何気ない人の親切心、紅茶の味は忘れないよ
AM7:00
昨日小屋に泊まっていた方々に元気良く挨拶をしたら宮之浦港を目指し出発
下山途中に昨夜見れなかった縄文杉を探します
小屋から出るとそこには絵画のような世界が広がっていました
今、たった今ここに立つものしか目にすることの出来ない風景なのです
『僕の冒険もついにここまで来たんだ』となんか知らんけど本気で思いましたよ
そして、これからの人生でどれだけの冒険が出来るのか
一つ一つにどれだけのスリルとドラマと感動があるのか
もう朝っぱら胸踊り、息弾み、脚筋肉痛なゆきです
高塚小屋から楠川分かれまではしばらく下りが続くのでサクサク歩けます
この調子で伝説の縄文杉を見つけるぞ
って、実は山小屋から200m程下ると縄文杉に出会えます
これが・・・これが僕が捜し求めた縄文杉だ
何千年もの間ここに佇む縄文杉
幾多の冒険者の往来を見守り続け、数知れぬ程の感動と力を人に与えるその存在・・・
肥沃な大地に根を下ろし、天を覆わんばかりの枝葉を広げる
悠久の年月を重ねた樹皮が遥かなる時代の流れを私達に垣間見せる・・・
これだ・・・
これなんだ
限りある命をどれだけ強く生きれるか
命の尊さ
色々な言葉がこの縄文杉、屋久島から脳裏を廻ってなかなか文章にできないけど
僕はこの旅で『生きとし生ける生命の逞しさと大切さ』に触れることが出来ました
(縄文杉は感動したけど、やっぱ説明が面倒なのでコレね)
なんかBGMは、さよなら探検家ゆきちゃん
みたいな感じになっちゃったけど、まだまだ長い道のりと探検すべき場所がありますよ
昨日見れなかった屋久杉をどんどん見学しちゃいますよ
そして、またまたBGMにパイレーツ・オブ・カリビアンよりSkull And Crossbones
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
夫婦杉(めおとすぎ)
二本の杉同士の枝がくっ付き、まるで仲良く手をつないでいる夫婦のように見えることから名づけられた。
写真右が男杉で樹高22.9m
幹周り10.9m
写真左が女杉で樹高22.5m
幹周り5.8m
大王杉
推定樹齢は3000年の大王杉。
縄文杉が見つけられる前までは屋久島内で最大の杉だった
本日二つ目のメインはこのウイルソン株
胸高周囲13.8m。高さは5m程のこのウイルソン株は時の権力者、豊臣秀吉の命により
1586年(天正14年)、牧村の五郎七に足場を組ませ伐らせたのだそうです
伐採されたこの杉は建材として使われ、大坂城築城、もしくは京都の方広寺建立に使われたと言います。
遠く海の向こうの巨大な杉を命令ひとつで伐らせてしまう。
凄まじいまでの権力者、豊臣秀吉。
現代の交通手段を駆使して、やっとの思いでここに立つ僕だけど、当時の物流と道具でコレを伐って
運ぶとなるとどの位の時間が掛かったことか・・・
その後、日本を訪れたアメリカの植物学者アーネスト・ヘンリー・ウィルソン博士により1914年に
西洋文化圏に紹介され、この株の名前の由来となりました。
株の中には水が湧き出ていて、 祠があるそうです。
空洞部分に入って上を見上げるとちょうどハート型の穴から空を見ることが出来るそうです。
でも、入る前の看板にこの先立ち入り禁止って書いてあったから、入れなくなっちゃったんだろうね
またこの杉は枝が多く、使い物にならなかった先端部分は、下の沢に放置され、今でも残っている。
・・・らしいのですが、いったいどれがその時の枝なのかは解りませんでした・・・
(だって、もう疲れてたし、倒木も沢も沢山あるから見分けがつかないんだよ)
その代わりに朝霧漂う森の中に美しく咲くサクラツツジを見つけました
更に押しますパイレーツ・オブ・カリビアンよりWill And Elizabeth
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
翁杉
推定樹齢2000年
サクラツツジなどの着生樹に覆われている
樹高23.7m
幹周り12.6m
時々こんな風にたくさん枝のある杉を見ることができます
これは、やはりこの辺りが密林であることから太陽の光をいっぱいに浴びる為の
屋久杉なりの努力なのだそうです
翁杉を最後に大株歩道を抜け、初日に歩いたトロッコ軌道を楠川分かれへ向かって黙々と歩きます
途中、目的地まで5.5kmなんていう看板が
この速度で20分歩くと約1.5kmは進んでいるはずと、計算しながら進んでいると、
またしても楠川分かれまで5.5kmの看板が・・・
あ・・・当てにならん・・・
楠川分かれに到着
楠川分かれの入り口から辻峠へはあまり水場がありません
ちなみに楠川分かれから辻峠は登り・・・
またしても水の消費が激しく一番しんどいところでボトルの中には一滴も残っていない始末・・・
辻峠中盤辺りで小さな沢を見つけ、水を確保・・・普通なら絶対に飲まないような場所の水ですが・・・
生きるためだ
僅かに滴る水をボトルに半分入れ、一気に飲み干す
ふぅ~生き返るぜぇ
故郷のみんな。ゆきはこんなに強く生きられるようになりました
帰りの白谷雲水峡では遠回りな原生林コースは無視して下山します
もののけ姫チックな沢を渡り
霧の向こうにうっすらと佇む巨木を見ながら休憩し
さつき吊り橋を渡るともうすぐ白谷雲水峡登山口に戻ることができます
PM14:00
皆さんもよく知るパイレーツ・オブ・カリビアンのあの曲He's A Pirate
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ようやく下山できた白谷雲水峡
昨晩程、極限な状況ではないにせよ、きつかった道のりも無事終わりを迎えました
どれだけこの広場に戻りたかったことか
振り返れば長いようで短かった伝説の縄文杉を探す旅
またひとつ僕の小さな冒険の終わりに、大きなガッツポーズでこの地をあとにしました
下山後は宮之浦のビジネスホテルにて宿泊
久しぶりのシャワーを浴びてちょっと豪華な夕食とビールを頂きます
懐かしきフカフカのベッドで就寝・・・
絶海の孤島『世界遺産 屋久島』
躍動する自然のパワーに心打たれ、荒ぶる気候に翻弄されながらも、ただひたすらに前に進んだこの旅は
僕の冒険記に確かな1ページを刻みました
そして、様々な事を僕に教えてくれました
縄文杉よ
またいつの日にか会おう
かくしてゆきの秘境探検『南の秘境!嵐の探検!?世界遺産の屋久島へ!~後編~』は
一旦の終わりを迎えるのでありました 完
(そして、今日もパイレーツ・オブ・カリビアンのBGMをご用意Pirates of the Caribbean- At World's Endより
One Day)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
5月20日(AM6:00)
入山初日の疲れを若干引きずりながらの起床
昨日の夜は頭の上をネズミがトコトコ~って走ってたり、めちゃめちゃ近くに雷が落ちたりで
たまに目が覚める場面がありました
寝袋をぐるぐる丸めて片付けたら、朝ごはんの準備をします
昨日の夜は夕食を作る余裕もなく、すぐに寝ちゃったから腹ペコだよ
朝食のメニューは・・・オートミールとスパムと昨日、沢で汲んだ水・・・
食べ終わった時にお隣のガイドさんから暖かい紅茶をいただきました
こういう何気ない人の親切心、紅茶の味は忘れないよ
AM7:00
昨日小屋に泊まっていた方々に元気良く挨拶をしたら宮之浦港を目指し出発
下山途中に昨夜見れなかった縄文杉を探します
小屋から出るとそこには絵画のような世界が広がっていました
今、たった今ここに立つものしか目にすることの出来ない風景なのです
『僕の冒険もついにここまで来たんだ』となんか知らんけど本気で思いましたよ
そして、これからの人生でどれだけの冒険が出来るのか
一つ一つにどれだけのスリルとドラマと感動があるのか
もう朝っぱら胸踊り、息弾み、脚筋肉痛なゆきです
高塚小屋から楠川分かれまではしばらく下りが続くのでサクサク歩けます
この調子で伝説の縄文杉を見つけるぞ
って、実は山小屋から200m程下ると縄文杉に出会えます
これが・・・これが僕が捜し求めた縄文杉だ
何千年もの間ここに佇む縄文杉
幾多の冒険者の往来を見守り続け、数知れぬ程の感動と力を人に与えるその存在・・・
肥沃な大地に根を下ろし、天を覆わんばかりの枝葉を広げる
悠久の年月を重ねた樹皮が遥かなる時代の流れを私達に垣間見せる・・・
これだ・・・
これなんだ
限りある命をどれだけ強く生きれるか
命の尊さ
色々な言葉がこの縄文杉、屋久島から脳裏を廻ってなかなか文章にできないけど
僕はこの旅で『生きとし生ける生命の逞しさと大切さ』に触れることが出来ました
(縄文杉は感動したけど、やっぱ説明が面倒なのでコレね)
なんかBGMは、さよなら探検家ゆきちゃん
みたいな感じになっちゃったけど、まだまだ長い道のりと探検すべき場所がありますよ
昨日見れなかった屋久杉をどんどん見学しちゃいますよ
そして、またまたBGMにパイレーツ・オブ・カリビアンよりSkull And Crossbones
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
夫婦杉(めおとすぎ)
二本の杉同士の枝がくっ付き、まるで仲良く手をつないでいる夫婦のように見えることから名づけられた。
写真右が男杉で樹高22.9m
幹周り10.9m
写真左が女杉で樹高22.5m
幹周り5.8m
大王杉
推定樹齢は3000年の大王杉。
縄文杉が見つけられる前までは屋久島内で最大の杉だった
本日二つ目のメインはこのウイルソン株
胸高周囲13.8m。高さは5m程のこのウイルソン株は時の権力者、豊臣秀吉の命により
1586年(天正14年)、牧村の五郎七に足場を組ませ伐らせたのだそうです
伐採されたこの杉は建材として使われ、大坂城築城、もしくは京都の方広寺建立に使われたと言います。
遠く海の向こうの巨大な杉を命令ひとつで伐らせてしまう。
凄まじいまでの権力者、豊臣秀吉。
現代の交通手段を駆使して、やっとの思いでここに立つ僕だけど、当時の物流と道具でコレを伐って
運ぶとなるとどの位の時間が掛かったことか・・・
その後、日本を訪れたアメリカの植物学者アーネスト・ヘンリー・ウィルソン博士により1914年に
西洋文化圏に紹介され、この株の名前の由来となりました。
株の中には水が湧き出ていて、 祠があるそうです。
空洞部分に入って上を見上げるとちょうどハート型の穴から空を見ることが出来るそうです。
でも、入る前の看板にこの先立ち入り禁止って書いてあったから、入れなくなっちゃったんだろうね
またこの杉は枝が多く、使い物にならなかった先端部分は、下の沢に放置され、今でも残っている。
・・・らしいのですが、いったいどれがその時の枝なのかは解りませんでした・・・
(だって、もう疲れてたし、倒木も沢も沢山あるから見分けがつかないんだよ)
その代わりに朝霧漂う森の中に美しく咲くサクラツツジを見つけました
更に押しますパイレーツ・オブ・カリビアンよりWill And Elizabeth
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
翁杉
推定樹齢2000年
サクラツツジなどの着生樹に覆われている
樹高23.7m
幹周り12.6m
時々こんな風にたくさん枝のある杉を見ることができます
これは、やはりこの辺りが密林であることから太陽の光をいっぱいに浴びる為の
屋久杉なりの努力なのだそうです
翁杉を最後に大株歩道を抜け、初日に歩いたトロッコ軌道を楠川分かれへ向かって黙々と歩きます
途中、目的地まで5.5kmなんていう看板が
この速度で20分歩くと約1.5kmは進んでいるはずと、計算しながら進んでいると、
またしても楠川分かれまで5.5kmの看板が・・・
あ・・・当てにならん・・・
楠川分かれに到着
楠川分かれの入り口から辻峠へはあまり水場がありません
ちなみに楠川分かれから辻峠は登り・・・
またしても水の消費が激しく一番しんどいところでボトルの中には一滴も残っていない始末・・・
辻峠中盤辺りで小さな沢を見つけ、水を確保・・・普通なら絶対に飲まないような場所の水ですが・・・
生きるためだ
僅かに滴る水をボトルに半分入れ、一気に飲み干す
ふぅ~生き返るぜぇ
故郷のみんな。ゆきはこんなに強く生きられるようになりました
帰りの白谷雲水峡では遠回りな原生林コースは無視して下山します
もののけ姫チックな沢を渡り
霧の向こうにうっすらと佇む巨木を見ながら休憩し
さつき吊り橋を渡るともうすぐ白谷雲水峡登山口に戻ることができます
PM14:00
皆さんもよく知るパイレーツ・オブ・カリビアンのあの曲He's A Pirate
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ようやく下山できた白谷雲水峡
昨晩程、極限な状況ではないにせよ、きつかった道のりも無事終わりを迎えました
どれだけこの広場に戻りたかったことか
振り返れば長いようで短かった伝説の縄文杉を探す旅
またひとつ僕の小さな冒険の終わりに、大きなガッツポーズでこの地をあとにしました
下山後は宮之浦のビジネスホテルにて宿泊
久しぶりのシャワーを浴びてちょっと豪華な夕食とビールを頂きます
懐かしきフカフカのベッドで就寝・・・
絶海の孤島『世界遺産 屋久島』
躍動する自然のパワーに心打たれ、荒ぶる気候に翻弄されながらも、ただひたすらに前に進んだこの旅は
僕の冒険記に確かな1ページを刻みました
そして、様々な事を僕に教えてくれました
縄文杉よ
またいつの日にか会おう
かくしてゆきの秘境探検『南の秘境!嵐の探検!?世界遺産の屋久島へ!~後編~』は
一旦の終わりを迎えるのでありました 完
タグ:秘境
ゆきさん、こんばんは。
死ぬまでに一度は行ってみたいです。
by tsun (2010-05-31 23:50)
もののけ姫がいそうです!
こだまとかもいそう・・・(#^.^#)
by momotty (2010-06-01 06:45)
縄文杉、見てみたいぞ!
でも、たどりつくまでが大変そう。。。
足腰が元気なうちに行かないと!
by cjlewis (2010-06-01 09:52)
さすが屋久島ですね。
スゴい冒険させていただきました。
でも本当に、神聖な場所のような気がしますね。
神秘的!
by hatumi30331 (2010-06-01 21:21)
屋久島の写真。
どれも神秘的で素敵ですね。
コメント頂き、有難う御座います。
by 広島ピアノ (2010-06-02 12:42)
大自然ですね。☆
by ケイ (2010-06-04 22:57)
コメントいただきありがとうございました。
屋久島は一度は行ってみたいところです。
でもちゃんと計画を立てていかないと大変な所だと感じました。
by gen (2010-06-05 15:09)
こんにちは。
ご訪問&ポチッとnice!ありがとうございました。
屋久島、すごいですね!!迫力あります!!
縄文杉、一度見てみたいですが体力が必要そうなので
そちらの準備からはじめないといけないようです...。
by hayama55 (2010-06-05 18:36)
一度、訪れてみたいところですね。
by pandan (2010-06-06 07:47)
神秘的で貴重な写真、ステキです
自宅にいながらにして見られるなんて
これも、ゆきさんのご苦労の賜物ですね
ありがとうございます!
by muratp (2010-06-06 10:58)
長寿の木を見ると、命の尊さと自然保護の重要性を感じますね。
by joyclimb (2010-06-06 12:26)
一度は見に行ってみたいです。
by 単騎 (2010-06-06 18:10)
こんばんわ!素晴らしい自然ですね。ずっ~と守って行きたいですね。私も一度は行ってみたいです。
by こうすけ (2010-06-06 21:59)
おはようございます。
霧に覆われて幽玄な雰囲気ですね~。
屋久杉の生命力を感じます。
by kuwachan (2010-06-12 10:13)